「もちろん、委員長ちゃんのご両親は褒められた人間じゃないさ──話していてそれはわかった。あの人達は、両親であることを放棄している、それは明らかだった。だけど阿良々木くん、彼らの気持ちを理解しないわけにはいかないよ。
あれだけ正しい人間と一つ屋根の下で過ごすなんて
──しかもそれが自分の娘だなんて、ぞっとする。十何年間、正し過ぎる人間がずっとそばにいたんだぜ。可哀想に、彼らがあんな人間になったのは、委員長ちゃんと一つ屋根の下で暮らしていたからに違いないよ」
©2006/11- 西尾維新,講談社